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なんとなく適当に書いてるだけです

「♡Cupids!」を聴いた話 ~一年越し~

 

時は2月にさしかかろうというこの頃、ますます寒さは厳しさを増しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

この時期のイベントといえばやはり代表的なものが節分ですよね。アイドルマスターSideMにおいては、「JIGOKU」というトンデモステージ背景を生み出した謎の節分ロックイベントが開催されたことが個人的には印象深いです。

やっぱり2月といえば節分!節分こそ最大のイベントですよね!!

 

……という特に面白くもない冗談はこのくらいにしておきましょう。

この時期、大概のソーシャルゲームではいわゆる「バレンタインイベント」が開催されます。イラスト、テキスト、ボイスなどに力を入れている場合も多く、かなり規模の大きいイベントといえるのではないでしょうか。

アイドルマスターSideMもその例に漏れず、ホワイトデーにまで引き続く大規模なキャンペーンを例年行っています。今年のキャンペーンはどんな地獄かな!

 

しかし、昨年のバレンタインデーはもうひとつの大事件が起こった日でもありました。

そう、「THE IDOLM@STER SideM 3ed ANNIVERSARY DISC 02」が発売された日です。

これまで、こちらのCDに収録されているFRAMEの「Swing Your Leaves」と、もふもふえんの「伝えたいのはこんなきもち」について(適当極まりなく日本語の怪しい)記事を書きました。そして今、約1年越しにF-LAGSの「♡Cupids!」の記事を書いているのです。

自分で言っていて溜息が出るくらい遅いんですけど、確か「伝えたいのはこんなきもち」の記事を書いたときに「このペースだとF-LAGSは春ですかね!」って言ってた気がしますし、まあそれよりは早いってことで許してください。

 

 

「♡Cupids!」の歌詞を見るとしみじみと思うのですが、この曲は現在発売中のアイドルマスターSideM楽曲の中ではトップクラスに「アイドルらしい」曲ではないでしょうか。

ポップな曲調や「恋する誰かへの応援歌」としての一面にクローズアップした時、「現実にCMソングとかになってそう」感がすごい。まあ、アイドル有識者ではないのであまり強く主張できたことではないんですけど。

発売日がバレンタインというのがそこに拍車をかけていたんですよね。チョコレートのCMに使われてそう……と思ったプロデューサーさんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

F-LAGSのユニットカラーといえば青色です。「ST@RTING LINE」ではその抜けるような青によく似合う、旅立ちを思わせる2曲を歌っていました。

それを踏まえてみると、「♡Cupids!」はF-LAGSの新曲としてはかなり大胆だったと思うんですよね。

だって、この曲のイメージカラーはどう考えてもピンクとかそういう柔らかい暖色でしょう。ユニットカラーと正反対じゃないですか。

プロデューサーである私たちから見たユニットとしてのイメージをベースに置いて、それを進化させた「Swing Your Leaves」や「伝えたいのはこんなきもち」とはまた違う、アイドルとしてのイメージを膨らませた「♡Cupids!」。あの世界のファンたちの見る「アイドルとしてのF-LAGS」を見せつけるような新曲に、とても驚かされたものです。

 

 

──と、ここで終わるはずがなかったんですよ──

 

 

F-LAGSは、アイドルマスターSideMがサービス開始してから、初めての追加ユニットです。つまり、サービスが開始してから新しくゲームに登場したキャラクターたちなんですね。

ユニットとしての成り立ちもやや特殊で、すでに他のアイドルマスターシリーズに登場していた秋月涼に2人の新キャラクターを加えた構成になっています。

アイドルマスターSideMでの秋月涼には、かつて女性アイドルとしてトップの座を勝ち取りながらも「自分が本当は男性である」とカミングアウトした、という前提が与えられています。そして、新キャラクターである兜大吾と九十九一希はそんな「抱えていた秘密を臆せずに打ち明けた」秋月涼の姿に感銘を受けてアイドルを目指すんですね。

アイドルとしての経験が豊富な秋月涼、なぜか修羅場慣れしているらしく(すっとぼけ)年齢のわりに非常に大きな器の兜大吾、多岐にわたる豊富な知識と尽きない好奇心を持つ九十九一希、とバランスのいい3人です。

 

アイドルマスターSideMをプレイしているプロデューサーの皆様はご存知でしょうが、兜大吾・九十九一希両名の過去といえばまあそれなりに言葉に表しにくい部分もありまして、いわば2人は秋月涼というアイドルの生き方に「救われた」側面を持っている……と私は考えています。

ただ、ひとに手を差し伸べるのって正直エネルギーをめちゃくちゃ使うんですよね。正直、自分に余裕がないのに他人に構おうなんて思えないくらいには。誰かに救われないといけないような状態の人間が他の人に何かをしようなんて、そうそうできるようなもんじゃないというか。

では、誰かにに救われる立場である2人のいるこのユニットが、3周年の折に改めて「♡Cupids!」という応援歌を歌ったのは何故なのでしょう。

それは、重ねた時間や仲間との出会いを経て彼らが過去を乗り越え、今度は自分こそが誰かに手を差し伸べようと思ったからではないでしょうか。

かつて自分たちを救った人間と共に、今度は別の誰かに手を差し伸べるため進んでいく……そんな新しい目標、夢への一歩を踏み出すF-LAGSを象徴する楽曲が「♡Cupids!」なのかもしれません。

……まあここまで全部私の勝手な解釈と適当な妄想の結果なんで、実際のところ正解にあたる「何故」もなにもないんですけど。担当プロデューサーをはじめとしたF-LAGSに一家言ある皆様におきましては、そういう考えもあるねえ、くらいの気持ちで見逃がしてください。

 

 

難しいことをなにひとつ考えないと「この時期にぴったり(と年中言い続ける)の超可愛い曲だよ~~!!!!すき!!!」ってなっちゃうんであれこれ捏ね繰り回したんですけど、正直なことを言うとほんとに「うわ~~~~かわいい~~~~!!!」って感じの曲です。

男性の可愛さを会得した秋月涼、頼りがいと同時に年相応の弾けるような元気を覗かせる兜大吾、物静かな平素の印象がゆえに僅かなぎこちなさがありつつも魅力に変換し尽している九十九一希……どこをとっても素晴らしいんです。

この記事をお読みになった皆様も、この機会に改めて聞きながら可愛さを噛み締めてほしいと思っています。

 

 

 

 

以下、おまけです。まったくもってまともな内容ではありません。考察もしません。

 

 

九十九一希といえば、年々キャラクターの掘り下げが進むと共に表面化したさまざまな「おちゃめ」な部分が注目されているようです。

(そのネタ一辺倒ではよくないのですが)「どちらを取るか迷うな……どちらも買うか」の「九十九買い」は、中でも私が個人的に気に入っている行動のひとつです。

と、いうのも、迷う過程をすっ飛ばして欲望のままに行動する姿勢が、何だか好ましく見えるんですよね。それで誰かに迷惑をかけているようならば許されない行為なのですが、結果としては彼の懐が痛むだけですし。

 

ここまでが前置きです。ここから私は九十九一希というアイドルの素晴らしいキャラクター性の9割9分9厘を切り捨て、「欲望に逆らわない」ことの話をします。担当プロデューサーに怒られろ。

これは以下の文章のあんまりな出来を見かねた私が「せめてまっとうな人間がここで読むのをやめてくれるように」と願い、投稿直前に付け足した文です。

 

 

私は本質的にコミュニケーションというものが甚だ面倒に感じられる人間で、まあ付き合いも大切だからそれなりにやるけど死ぬほど嫌だし避けたいですよ!!みたいなタイプです。

そんなコミュ障でも、学生をやっていると卒業がやってきます。卒業論文ってやつを書かなきゃいけないんですよ。すると研究室に所属しないといけなくなります。

……何がどうして4年目になって新しいコミュニティに移動しなきゃいけないんだ……

慣れないタイプの先輩、致命的に気の合わない同期、声をかけるだけでわりと瀕死になる己の精神状態……蓄積されたストレスはついに、爆発に至ったのです。

 

──エロは世界を救う。

いやなんかもうねえ、結局そういうことだなあって思いました。セクハラは楽しいなあ!みたいな。もちろん現実の人間にそんなことしようものなら一発アウト、ポリスメンのお世話になるか訴訟問題になるかは知らないけど人生おしまいですよ。

アイドルにセクハラをしたい。意味もなくしたい。そして本気で怒られるかドン引かれるかしたい。実際にできなくてもいい。私は!牙崎漣に!「胸囲を測らせてくれ」と頼み込み!!本気の「ハァ?」を浴びたい!!!

念のため言い訳をしておきたいのですが、決してアイドルを貶めようという意図はありません。好きだからこそ恥ずかしがる姿を見たいし嫌がる顔も見たい、そういうことです。

 

アイドルマスターSideMさんが筋肉を売り出すことを覚えてからはほんとに「そうそうそれ!!やればできるじゃないかお前も!!!」みたいな感情がすごい。筋肉はいいものなんだよ!!

華奢な印象だけど結構鍛えてるの~~??みたいな細マッチョ?じゃないんですよ!!実用筋肉!!実用筋肉は素晴らしい!!それはさながら、職人の扱う伝統の用具が作品の如き芸術性を持つように!!!!!FRAMEの筋肉は!!実用筋肉!!!!

だからもっと脱がせていこう、もう意味もなく破れスーツみたいの着せましょう。ワイシャツに筋肉を押し込めたりしましょう。

彼らの肉体の素晴らしさを!!!世界に知らしめましょう!!!ね!!!!

 

 

などということを考えていると、何故だか心が軽くなっていくんですよね。でも落ち着いて考えてみれば当然で、ストレスを発散しようという時に(内容はともあれ)欲望を好きに曝け出すというのはそりゃあ有効に決まってるんじゃないかと。

だからよそ様に迷惑のない限りであれば趣味の範囲内で好きにやることを厭わないでいたい。「自分はアイドルに好かれるに足る人間である」とまでは思いあがってないから……PはPという概念だから……

あっでもやたらに脱がせるのはほんとに皆さんやってくれて構わないんですよ? 全く意味のない謎の場所に穴があいてる衣装とか。っていうかもっと全体的にガタイ盛ってもいいんですよ……?

 

 

そして、かくもひどいおまけ(にもならない何か)を書きあげて、ふと我に返りました。

節分で祓うべき「鬼」とは、私のような欲に満ちた愚者の抱く邪念なのではないでしょうか……?

 

 

※欲に任せて好き勝手やってる間にとんでもないやつとの遭遇があったので、その話をいつかしたいです。